渡来人とは何者か?日本人のDnaと歴史を変えた技術と真相を徹底解説

渡来人とは何者か?日本人のDnaと歴史を変えた技術と真相を徹底解説

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古墳時代の渡来人がもたらしたイノベーションは、日本列島の社会構造を根底から覆すほど強力なものでした。その代表例が「須恵器(すえき)」と「鉄器製造技術」です。

それまでの日本には、野焼きで作る低温焼成の赤褐色土器(土師器)しかありませんでした。渡来人は朝鮮半島から「登り窯(のぼりがま)」と「ろくろ」の技術を持ち込み、1000度以上の高温かつ還元焔(酸素を遮断した状態)で焼き上げる青灰色で極めて硬質な須恵器の生産を開始しました。これにより、水や酒を長期間貯蔵・運搬することが可能になりました。

さらに革命的だったのが、製鉄・鍛冶技術の飛躍です。硬い鉄鉱石や砂鉄を精錬・加工する技術が確立され、U字型の鉄製鍬先(くわさき)や鋤先(すきさき)、鉄斧が普及しました。硬い粘土層の開墾や大木の伐採が劇的に効率化し、農業生産高が爆発的に向上したのです。

加えて、溜池の築造や河川の治水といった大規模土木工事技術、養蚕・機織り、金工や馬具の製作技術なども渡来人の手によってもたらされ、ヤマト王権の経済基盤と軍事力を急速に強化しました。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。