ドアを開けた瞬間、洗練されたインダストリアルテイストと木の温もりが絶妙に調和した空間が広がる。客室は余計な装飾を削ぎ落としつつも、機能性とデザイン性を高次元で両立させた造りだ。大型の窓から差し込む柔らかい光、肌触りの良いリネン類、そして無駄のない家具の配置。都会の喧騒の中にありながら、プライベートな離れにいるかのような安心感に包まれる。
そして、このホテルの真骨頂とも言えるのが大浴場とサウナの存在だ。銀座という超一等地において、開放的な大浴場で足を伸ばせる贅沢は想像以上である。洗場の設計から照明の陰影まで計算し尽くされた空間は、旅の疲労をじんわりと溶かしていく。さらに併設されたサウナ室では、心地よい熱気が全身を包み込み、水風呂との温冷交互浴によって極上の「整い」へと導かれる。都市の真ん中で本格的なサウナ体験を享受できる隠れたスポットとして、サウナーたちの間でも密かな話題を集めている理由がここにある。