ジャーナリズムの本質とは、権力に対する健全な警戒心と監視機能を発揮することにある。政治経済の現場で繰り広げられる不透明な政策決定や、利権の構造、企業不祥事に対して、臆することなく肉薄する態勢が常に求められている。
情報共有が加熱する現代にあっても、独自に入手した内部資料やキーマンの密着証言を元に構築されるスクープ報道は、時に社会制度の是正や政治の動きを加速させる大きな影響力を持つ。
誰かの都合で隠された事実に光を当て、市民が社会を判断するための確かな材料を提示すること。これこそが、情報過多の時代における調査報道メディアの揺るぎない使命である。