金正恩総書記が率いる体制において、表向きは児童への「無償教育と食事供給」が喧伝されている。しかし、流出した内部映像や非公式な調査結果が示す献立の内容は、信じがたいほど粗末なものだ。多くの地方校で給食として配給されるのは、具材がほとんど入っていない薄いトウモロコシ粥や、塩のみで味付けされたわずかな野菜の塩漬け(キムチ)に過ぎない。
深刻な食糧難が長引く中、かつて主食とされた米や大豆の姿は教室から消えた。たんぱく質やビタミンが圧倒的に不足したこの献立は、育ち盛りの子どもたちの身体発達を著しく阻害している。制度としては存在しているはずの学校給食制度だが、実際には配給自体が何日もストップすることが珍しくなく、家庭からの持参に頼らざるを得ないのが現状だ。