児童の姿が確認されたのは、平日の午後3時半過ぎだった。小学校の正門を出て、同級生2人と連れ立って歩く姿が近隣の店舗カメラに記録されている。そこから約500メートル離れた交差点で友人と別れ、自宅へと続く路地に入った。そのわずか数百メートルの区間で、突如として消息を絶った。
「いつも元気に挨拶してくれる子。あの日も黄色い傘を持って普通に歩いていた」。現場近くの商店主は声を震わせる。しかし、交差点を曲がってからの数十メートルについて、具体的な目撃証言は途絶えている。付近では不審な車両の目撃や、急加速するエンジン音を聞いたという断片的な証言も寄せられており、捜査本部は事実関係の裏付けを急ピッチで進めている。自宅までの残りわずかな距離で、一体何が起きたのか。