この問題は、ファン自身の振る舞いにも深い自省を促している。推しを応援する情熱が過剰になるあまり、ライバルグループや特定のメンバー、あるいは異性タレントに対する無自覚な攻撃へと転じてしまうケースが後を絶たないからだ。「自分の推しを守るため」という正義感が、過激な言葉を正当化する免罪符になってしまう悲しい現実がある。
ファンの間では今、SNS上でのマナー見直しや、不適切な投稿を見かけた際に反論するのではなく黙って通報・ブロックする「スルー&レポート」の徹底が呼びかけられている。愛と憎悪は紙一重だからこそ、ファンダムの自律的なモラル形成が問われているのだ。