漢字に対する関心の高まりを象徴しているのが、資格試験や検定への挑戦者数の増加だ。
公益財団法人 日本漢字能力検定協会が実施する漢字検定(漢検)は、小中学生だけでなく社会人やシニア層の受検者が目立っている。昇進や資格取得といった実利目的だけでなく、「自分の日本語力を試したい」「正しい言葉遣いを身につけたい」という自己研鑽のニーズが背景にある。
検定に向けた学習は、単にテストの点数を取るためだけのものではない。正読・誤読の境界線を学び直すプロセス自体が、日々のコミュニケーションにおける表現力を豊かにしてくれる。