2人の原点となっているのが、数多くのスターを輩出してきた日出高校(現・目黒日本大学高等学校)芸能コースでの3年間です。学年としては「1988年度生まれ(88年組)」にあたり、多部未華子は1989年1月生まれ、新垣結衣は1988年6月生まれの同級生として机を並べていました。
当時の2人は、すでにジュニアモデルや若手女優として頭角を現し始めていた多忙な時期でした。しかし、校内では仕事の重圧を忘れられる貴重な日常を共有していたといいます。過去のバラエティ番組や雑誌インタビューの回顧録によると、多部未華子は新垣結衣を親しみを込めて「ガッキー」と呼び、新垣結衣は多部未華子を「多部ちゃん」あるいは「みかこ」と呼ぶ間柄でした。
特にファンの間で語り継がれているのが、高校時代の「お泊まりエピソード」です。新垣結衣が多部未華子の実家に泊まりに行き、夜遅くまで学校の話題や将来の他愛のない夢を語り合ったり、一緒に修学旅行の計画を立てたりと、芸能人であることを忘れた等身大の女子高生として過ごした日々が語られています。仕事場ではプロとしての振る舞いを求められるからこそ、利害関係のない純粋なクラスメイトとしての時間は、多感な時期の2人にとってかけがえのない心のセーフティネットとなっていました。