TOEICやTOEFLを主催するETSや、国際的な英語能力評価の権威であるケンブリッジ大学英語検定機構は、単に豊富な語彙力だけでなく、不確実性を適切に表現する高度な語用論的コンピテンシーを厳格に評価している。特にライティングやスピーキングの試験において、自らの見解を述べる際に適切なモダリティ表現を用いているかどうかは、スコアを大きく左右する採点基準となっている。
学術的なエッセイやビジネスの提案書において、すべての主張を絶対的な事実として断定することは極めて危険とされる。ケンブリッジ英検の最高峰レベルの試験では、probably や likely、presumably といった表現を論理的な根拠の強さに合わせて正確に配置する能力が要求される。自説の根拠の度合いを正しく開示しつつ、反論の余地を残すバランス感覚こそが、国際社会で通用する高度な意思疎通力の証なのだ。