店名である「OVER THE COUNTER」は、英語で「カウンター越しに(処方箋なしで)薬を売買する」という薬局のスタイルに由来しています。創業者であるソニアパーク氏が掲げる「ほんとうにいいものを、長く大切に使う」というフィロソフィーが、この空間には凝縮されています。
大量生産・大量消費の時代に対するアンチテーゼとして、かつてのヨーロッパのジェネラルストアや薬局のように、店主と客が言葉を交わしながら「今の暮らしに必要なもの」を処方するように手渡していく。この対面販売こそが、同店が熱狂的に支持される人気の決定的な理由です。
カウンターに並ぶのは、単なる高級品ではなく、使い込むほどに風合いを増す取扱商品と日用品の数々です。手仕事の温もりを残す掃除道具、リネン製品、ステーショナリー、パーソナルケアアイテムまで、生活の細部に美意識を行き渡らせる品々が厳選されています。道具の背景にあるストーリーや手入れの方法まで直接スタッフから教わることで、購入した瞬間からその品物は単なる「モノ」を超えた愛用品へと変化します。