立体的なアッパー構造を持つエア マックス 95において、シューレースの通し方は単なる機能にとどまらない。美学そのものだ。定番でありながら最もシルエットを引き立てるのが「オーバーラップ通し」である。上から下へ交互に通すことで紐がフラットに収まり、人体解剖学から着想を得たサイドの筋肉ラインを際立たせる。
一方で、シューレースを結ばずに内側で処理する「イージーレス・スタイル」も現代のトレンドだ。タンの内側に紐の余りを滑り込ませるか、透明なコードストッパーを使用することで、結び目のゴツさを排除したミニマルな佇まいが完成する。
さらに、歩行中に紐が解けるストレスをゼロにするなら「ベルルッティ結び」や「イアン・ノット」の導入が欠かせない。通常の蝶々結びにひと手間加えるだけで、激しい動きでも緩まない強固なホールド感と、美しく横一線に揃うノット(結び目)を両立できる。