過去の大規模企業不祥事を検証する動きは、国内外の映像メディアでも活発化している。Netflixをはじめとする動画配信サービスで制作される調査報道・ドキュメンタリー番組では、食品産業の暗部に光を当てたコンテンツが世界的な視聴を集めるようになった。
海外のフードクライムを追ったドキュメンタリーの文脈で、日本の「焼肉酒家えびす」の事例が引き合いに出されることも珍しくない。利益と安全のトレードオフ、サプライチェーンの盲点、そして経営者の暴走。消費者が何気なく口にする一皿の裏に潜むリスクを可視化するコンテンツの台頭は、事件を知らない若い世代にも強烈な教訓を突きつけている。