川島なお美さんが最期まで命の炎を燃やしたのが、ミュージカル『パルレ〜洗濯〜』でした。すでに身体は限界を迎えており、歩行すら困難な状態でありながら、舞台袖から一歩ステージに出れば完璧な演技と歌声を披露していました。
しかし、病魔の進行は残酷でした。2015年9月17日の長野県松本市での公演後、ついに自力で立ち上がることができなくなり、無念の途中降板が決まります。代役を務めたのは女優の渡辺めぐみさんでした。
降板直後のブログには、観客やスタッフに対する真摯な謝罪とともに、「絶対に治して復帰します」という前向きな言葉が綴られていました。しかし、この松本公演が川島なお美さんが生涯で踏んだ最後のステージとなりました。降板からわずか7日後、彼女は息を引き取りました。