枚方ビオルネが開業したのは1990年のことです。かつては北河内エリアを代表する大型ショッピングビルとして、百貨店ライクなファッションや生活雑貨の集積で賑わいを見せていました。しかし、時代の変化とともに消費者の行動様式が変化し、近隣の大型商業施設との競合が激化する中で、一時期は「テナント撤退が続いているのではないか」「閉館するのではないか」といった憶測が飛び交ったことも事実です。
しかし、一連の動きの真相は撤退ではなく、「脱・旧来型百貨店モデル」を見据えた抜本的リニューアルでした。物販だけに依存する構造から脱却し、行政窓口、医療モール、子育て支援、そして後述するコワーキングスペースなどを積極的に誘致。駅前の一等地にありながら、地域住民が毎日訪れる「暮らしと学び、憩いのプラットフォーム」へと見事な再編を果たしました。
駅周辺の大型再開発が進んだ現在においても、ビオルネは「実用性とコミュニティ機能」を強みに、独自の存在感を強固なものにしています。