反町版『相棒』のスケール感を決定づけた記念碑的傑作が、映画『相棒 -劇場版IV- 首都クライシス 人質は50万人! 特命係 最後の決断』である。50万人の観衆が集まる大パレードを標的とした国際犯罪組織のテロ計画に、特命係が挑むサスペンス巨編だ。
この劇場版において、反町演じる冠城亘は従来の相棒像とは一線を画すアクションと頭脳戦を披露した。キャリア官僚出身ならではの人脈と情報収集力、そして土壇場で見せる驚異的な身体能力。右京の論理的推理を支える頼もしい相棒として、スクリーン狭しと躍動した姿は多くの映画ファンを唸らせた。
単なる「事件の解決役」にとどまらず、組織の論理と個人の正義の狭間で葛藤するリアルな人間味を体現した亘のキャラクターは、劇場版の重厚なテーマ性と完璧に合致していた。