ベビーパウダーの主原料として比較される「タルク」と「コーンスターチ」には、原料の性質や機能面で明確な違いがあります。
タルクは天然鉱物を微細粉末化したもので、結晶構造が非常に滑らかです。肌への摩擦を極限まで減らすシルキーな使用感と撥水性に優れており、サラサラ感を長時間持続させる特徴を持ちます。一方で、水分そのものを吸収する能力はそれほど高くありません。
対してコーンスターチは、トウモロコシの胚乳から抽出された天然植物デンプンです。最大の特長は、周囲の湿度が高いときには水分を吸収し、乾燥時には放出する「調湿機能」にあります。余分な汗や湿気をしっかり吸着しながらも、肌を乾燥させすぎないという大きなメリットを持っています。食品原料としても使われるため、万が一の誤飲や肌への刺激に対する安心感が非常に高く、現在のオーガニックベビーパウダーや敏感肌向け製品のベース原料として定着しています。