ファンが抱く最大のモヤモヤは、ランナーを置きながらも本塁が遠い「決定力不足」にある。近年導入が進むスポーツアナリティクスの分析データを紐解くと、得点圏でのスイング率や球種別の対応力に顕著な偏りが見られることが判明した。WBSCプレミア12などの国際舞台において、初見の変則派投手や動くボールに対するアプローチが後手に回るケースが目立つ。
井端弘和監督率いる首脳陣もこの課題を痛感しており、強振するだけの打撃から、状況に応じたスモールベースボールとの融合を試みている。しかし、短期間でチームを仕上げる難しさが、結果として「あと一本が出ない」もどかしさを生み出しているのだ。