現在も母親や遺族の現在の生活は、あの日を境に止まった時計針とともにあります。家族は生活の拠点を守りつつ、事件を風化させないための啓発活動やチラシ配りを節目ごとに行ってきました。
メディアへの過度な露出は控えるようになったものの、それは日常生活を脅かす嫌がらせや憶測から身を守るための防衛策であり、決して捜索を諦めたわけではありません。家族の元には今なお、全国の支援者からの温かい励ましが届く一方で、悪質な悪戯電話や無責任な情報提供に振り回される苦悩も続いています。
「どんな小さな情報でもいいから寄せてほしい」という家族の願いは、発生から長い歳月が流れた今も全く変わっていません。