現場の修理エンジニアへの取材や各種住宅設備統計によると、室内機からの水漏れトラブルのうち実に約80%が排水経路のトラブルに起因しています。その筆頭が、屋外へ水を逃がす配管であるドレンホース詰まりです。
ドレンホースの内部は常に湿気にさらされているため、エアコン内部から流れてきたホコリやハウスダストがドロドロのスライム状(バイオフィルム)に変化して管を塞いでしまいます。さらに屋外側の排出口からクモやカナブンなどの昆虫が侵入して巣を作ったり、枯葉や泥が入り込んで物理的なフタをしてしまうケースも後を絶ちません。
排水不良を防ぐためには、日頃のフィルター掃除が決定的な役割を果たします。フィルターが目詰まりすると空気の通り道が塞がれるだけでなく、内部に吸い込まれた細かな粉塵が結露水と混ざり合い、受け皿であるドレンパン清掃を困難にするヘドロ汚れへと直結します。2週間に1回程度のフィルター清掃を行うだけでも、排水トラブルのリスクを大幅に低減させることが可能です。