舌の側面に生じる痛みには、大きく分けて「粘膜の炎症」「物理的刺激」「神経・心因性の要因」の3パターンが存在します。自身の症状がどれに該当するか、痛みの出方や局所の状態から観察することが第一歩です。
最も身近な原因が舌の側面が痛い口内炎です。免疫力の低下や睡眠不足、胃腸障害などが引き金となり、白っぽい円形の潰瘍(アフタ性口内炎)ができると、接触時に鋭い痛みが走ります。通常は1週間から10日程度で自然に粘膜が再生し、痛みも引いていきます。
一方で、舌の奥の側面が痛い場合には「葉状乳頭炎(ようじょうにゅうとうえん)」の疑いもあります。舌の付け根近くの両脇にあるヒダ状の組織(葉状乳頭)が、風邪や体調不良、歯の擦れなどで細菌感染を起こして赤く腫れ上がり、飲み込む際や舌を動かす際に強い痛みを覚えるのが特徴です。