デザイナーズマンションとは?後悔の落とし穴と家賃相場を徹底解説

デザイナーズマンションとは?後悔の落とし穴と家賃相場を徹底解説

デザイナーズマンションとは?後悔の落とし穴と家賃相場を徹底解説についての真相を徹底解説します。

不動産広告や賃貸情報誌で頻繁に目にする「デザイナーズマンション」という言葉ですが、実は建築基準法や宅地建物取引業法において、デザイナーズマンションの定義となる法的な基準は一切定められていません。「RC造(鉄筋コンクリート造)」や「耐火建築物」といった厳格な法定区分とは異なり、不動産会社やオーナー、建築設計事務所が独自の裁量で名付けることができるマーケティング用語の一種です。

一般的には、著名な建築家や新進気鋭のデザイナーが設計段階から携わり、明確なコンセプトを持って建てられた集合住宅を指します。外観やエントランスの意匠はもちろんのこと、間取り、内装の質感、設備に至るまでトータルでプロデュースされている点が共通項です。大手ハウスメーカーが手掛ける画一的な量産型マンションとは対極に位置し、住まい手の感性や自己表現を満たす空間として差別化が図られています。

不動産業者間情報流通システム(ATBB)などの登録データを見ても、東京23区内で流通する賃貸物件全体の中でデザイナーズ物件として登録される割合はわずか数%程度にとどまります。大量生産が難しく、1棟ごとに特注の部材や複雑な配筋・施工を要するため、市場における希少性は極めて高い水準を維持しています。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。