小麦粉輸入と価格高騰の真相!自給率や政府売渡価格の仕組みを徹底解明

小麦粉輸入と価格高騰の真相!自給率や政府売渡価格の仕組みを徹底解明

小麦粉輸入と価格高騰の真相!自給率や政府売渡価格の仕組みを徹底解明に関する最新の話題を分かりやすく解説いたします。

食の安全に関心が高い層の間で常に議論となるのが、輸入小麦の安全性とポストハーベスト農薬(収穫後農薬)の問題です。

広大な海洋を長期間かけて輸送される輸入小麦は、船倉内での害虫発生やカビの繁殖を防ぐ目的で、収穫後に殺虫剤などの薬剤が散布される場合があります。これが国産小麦では原則禁止されているポストハーベスト農薬です。消費者の不安を招きやすい要素ですが、日本に届く小麦が野放しになっているわけではありません。

厚生労働省および検疫所では、食品衛生法に基づき「ポジティブリスト制度」を運用し、極めて厳格な残留農薬基準値を設けています。輸入港に到着した小麦はロットごとに抜き取り検査が実施され、基準値を超過したものは国内への流通が一切認められず、積み戻しや廃棄処分となります。公表されている検査結果を見ても基準違反率は極めて低く、科学的な観点からは安全性への配慮が行き届いていると評価できますが、心理的な安心感を求めて国産小麦や有機栽培小麦を選ぶ消費者が増えているのも事実です。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。