小野葉月の活動は、プレイヤーとしてステージに立つことだけに留まらない。彼女はヴォーカル指導者としても精力的に活動しており、その丁寧で理にかなったレッスンには定評がある。
感覚的なアドバイスに偏りがちな歌唱指導において、彼女は確固たる理論と実用的なアプローチを提示する。アメリカのアンサンブルで培った正確な発声メカニズムと、英語の発音構造に基づいた発音指導。声帯の使い方から身体の使い方、そして何より「リズムの中に声を置く」技術を解き明かしていく。
指導を受けた受講生からは、「今まで出なかった音域が自然に出るようになった」「ジャズのスウィング感が体感として理解できた」という声が相次ぐ。自らの表現を磨くだけでなく、そのプロセスを言語化して他者に伝える能力。これこそが、彼女が多方面から信頼を集める理由だ。