アリーナ後方に位置するC・D・Eブロックを発券した際、落胆する必要はない。音響面に目を向けると、実はフロア中央から後方にかけて設置されるPA卓(音響調整席)の周辺こそが、サウンドエンジニアが最も理想的な音バランスを作っているポイントだからだ。低音の重厚感とボーカルの抜け感は、むしろ前方に勝る場合すらある。
一方で、注意が必要なのがスタンド席の後方に設定される「立見指定」やアリーナ最後方ブロックだ。長時間の起立による体力消耗はもちろんのこと、前の人の隙間からステージを窺う視線の確保が課題となる。防振双眼鏡の準備(倍率は8倍〜10倍が適正)や、厚底の靴による工夫など、事前の対策がライブ当日の満足度を決定づける。