「こんにちは」の落とし穴とは?知っておきたい挨拶の新常識

「こんにちは」の落とし穴とは?知っておきたい挨拶の新常識

「こんにちは」の落とし穴とは?知っておきたい挨拶の新常識に関する疑問や疑問点を初心者にも親しみやすくまとめました。詳細を読もうことができます。

詳細を見る

なぜ昼の挨拶は「こんにちは」なのか。そのルーツを辿ると、日本語学の視点からも興味深い事実が浮かび上がる。もともとこの言葉は単独の単語ではなく、「今日は、ご機嫌いかがですか」「今日は、良いお天気ですね」といった長い挨拶文の冒頭部分、「今日は(こんにち・は)」が切り取られて定着したものだ。

国立国語研究所の研究資料や各種文献が示す通り、かつての日本人は「今日というこの日」を話題の切り口に据え、相手の体調や状況を気遣う対話を始めていた。時代が下るにつれて後半部分が省略され、接続助詞の「は」を取り残したまま挨拶の言葉として独立したのである。表記する際に「こんにちわ」ではなく「こんにちは」と書く正書法が維持されているのも、元が助詞の「は」であった歴史の証左にほかならない。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。