2000年、竹宮惠子は日本で初めてマンガ学科を新設した京都精華大学の教授に就任し、教育界・学会へ本格的に進出しました。2014年から2018年までは同大学の学長を務め、漫画教育の体系化と国際交流に多大な足跡を残しています。
「漫画の描き方を大学で教える」という試みがまだ懐疑的に見られていた時代から、表現技術の理論化、ストーリー構成法、そしてプロとして生き抜くための職業倫理をカリキュラム化。学長時代には、世界中から集まる留学生の受け入れ体制を整え、京都を「国際的なマンガ研究の学術拠点」へと成長させました。表現者としての現場経験と、俯瞰的な研究者視点を併せ持つリーダーシップは、今なお高く評価されています。