同社の成長ストーリーの中核を担ってきたのが、ベトナム子会社のVSUN(Vietnam Sunergy Joint Stock Company)です。VSUNはセル・モジュール製造を手がけ、とりわけ米国市場向けの輸出拡大によって同社の売上高を桁違いの規模へ押し上げる原動力となりました。
しかし、太陽光パネル関連銘柄全体を取り巻く国際環境は激変しました。米国政府による東南アジア経由の太陽光製品に対する関税政策の見直しや通商規制の強化、さらに中国勢による世界的なパネル増産を受けた価格破壊が直撃。急拡大を続けたVSUNの利益率は急速に圧縮されることとなりました。
地政学リスクと米中対立の狭間に立つベトナム製造拠点のポジショニングは、強烈なアップサイドをもたらした一方で、ひとたび逆風が吹けばグループ全体の業績基盤を揺るがすアキレス腱へと転化したのです。