幻影旅団において「欠番」が生まれる背景には、集団の存続を第一とする独自のルールが関係しています。旅団は常に13名で活動することを理想としていますが、「現役団員を倒した者は入団できる」「死亡や欠員が出た場合は団長が補充する」という原則が存在します。
しかし、メンバーが戦死した瞬間に即座に新メンバーが充当されるわけではありません。団長クロロが適格と判断する能力者を見出すまで、あるいは新たな血が組織に馴染むまでは、その番号は空白(一時的な欠番)として扱われます。ヨークシン編でウボォーギンやパクノダが命を落とした後も、即座に穴埋めは行われませんでした。
また、団長であるクロロの番号についてファンの間では長年議論が交わされてきました。クロロは組織の「頭」であり、1〜12の脚とは異なる絶対的な中枢です。作中の公式ガイドブックや描写から、クロロは実質的な「0番」を背負っていると解釈されています。自身が死んでも蜘蛛という組織そのものが生き残ればよいという理念を掲げており、番号そのものに個人の執着を持ち込まない点も旅団の不気味な合理性を物語っています。