英語の「Ghost(幽霊)」を語源とするゴースティング(Ghosting)の意味は、大きく分けて「対人関係における突然の音信不通」と「オンライン対戦ゲームにおける覗き見・スナイプ不正」の2軸で定義されます。元々は2010年代半ばから米国の恋愛市場でスラングとして定着した言葉ですが、現在ではビジネスやeスポーツの現場でも公式に問題視される国際的なキーワードとなりました。
対人関係におけるゴースティングは、交際相手やマッチングアプリのやり取り相手、あるいは採用面接中の応募者・企業が、何の説明や前触れもなくメッセージを既読スルー・ブロックし、人間関係を完全消滅させる行為を指します。一方、ゲーム業界におけるゴースティングは、ストリーマー(配信者)の生配信映像をリアルタイムで監視しながら同じマッチに潜入(スナイプ)し、相手の位置や装備、戦術を筒抜けの状態で一方的に攻撃する規約違反のチート的行為を指します。
デジタルコミュニケーションの浸透によって「手軽につながり、ボタン一つで遮断できる環境」が整った結果、相手への感情的配慮を欠いたこの2つのゴースティング行為は年々深刻度を増しています。