仕事帰りの夕暮れ時、トライアルの店内に足を踏み入れると、色鮮やかなケーキがズラリと並ぶショーケースの前で足を止める買い出し客の姿が絶えない。目に入ってくるのは、信じがたい値札の数々だ。大ぶりの苺が贅沢に載ったカットケーキが200円台、家族でシェアできるサイズのホールケーキが1,000円を切る価格で販売されている。
昨今の原料高で有名洋菓子店やコンビニのスイーツが値上げを余儀なくされる中、この価格設定はもはや事件に近い。「子供の誕生日に大きなケーキを買ってあげたいけれど、予算が……」というファミリー層にとって、まさに救世主のような存在となっている。X(旧Twitter)やTikTokでは「#トライアルスイーツ」のハッシュタグとともに、購入したケーキの厚みや味の濃厚さをレポートする投稿が日夜拡散され続けている。