店頭やメディアで両者を見比べる際、最も直感的に判別できるポイントがバーキンとケリーのハンドルの違いです。ケリーはバッグの上面中央に独立したハンドルが1本だけ備わる「ワンハンドル」構造を採用しています。一方のバーキンは、開口部を挟んで前後に自立する「ダブルハンドル(2本手)」構造で作られています。このハンドルの違いこそが、両者の使用感とキャラクターを根本から分ける要因です。
加えて、開閉フラップ(蓋)のあしらいとバーキン ケリー ショルダーストラップの有無も決定的な分岐点となります。ケリーには着脱可能なショルダーストラップが標準付属(一部クラシックヴィンテージを除く)しており、肩掛けや斜め掛けスタイルに対応します。バッグを開ける際はフラップを持ち上げる必要があるため、端正な佇まいと引き換えに開閉には一定の所作が求められます。
対するバーキンにはショルダーストラップが一切付属せず、手持ちもしくは腕に掛けて携行することが前提です。その代わり、フラップをあらかじめバッグの内側に折り込んだままオープントートのように使用できる柔軟な設計となっており、移動中や買い物時にも片手でスムーズに荷物へアクセスできます。