2009年11月23日、神奈川県内の病院で亀山房代さんが息を引き取ったという一報は、列島を駆け巡りました。公式発表による直接の死因は「心室細動」です。前日まで普段と変わらず元気に過ごしており、重篤な持病や入院治療の事実が一切なかったことから、関係者やファンに走った激震は計り知れないものがありました。
所属事務所である吉本興業の発表や当時の医療関係者の解説によると、亀山さんは自宅で突然の体調急変に見舞われ、意識を失って救急搬送されたものの、懸命の蘇生措置も虚しく帰らぬ人となりました。心室細動は、心臓の心室が不規則に痙攣して血液を全身に送り出せなくなる致死性の不整脈であり、発症から数分で脳や重要臓器へ致命的なダメージを与えます。
当時、仕事と子育てを両立させながら多忙な日々を送っていた亀山さんですが、健康診断で重い異常を指摘された記録はありませんでした。予兆が極めて乏しい心臓疾患による突然の別れは、働き盛り・子育て世代の突然死という現代医療の過酷な課題を浮き彫りにしました。