フェレットが安い理由とは?格安個体の裏側と後悔ゼロの選び方

フェレットが安い理由とは?格安個体の裏側と後悔ゼロの選び方

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生体の購入価格は、フェレットとの生活における支出のほんの序章に過ぎない。ケージ、専用フード、給水器、ハンモック、キャリーバッグ、温度管理用エアコンの稼働費など、飼育初月に必要な設備投資だけでも最低3万円から5万円が消えていく。ペット用品大手の株式会社コジマなどの店頭でも、生体代金と飼育キットを合わせたトータル予算での検討が推奨されている。

さらに深刻なのが中長期的な維持費だ。ペット保険大手のアニコム損害保険株式会社が公表しているデータによると、フェレットは3歳を過ぎた頃から副腎腫瘍、インスリノーマ(膵臓の腫瘍)、リンパ腫といった特有の内分泌系・腫瘍性疾患の罹患率が急激に跳ね上がる。消化管内異物誤飲による緊急開腹手術も含め、1回の手術・入院で15万円から30万円の請求が発生することは日常茶飯事だ。

生涯にかかる医療費と飼育管理費の総額は、平均寿命である6年から8年の間に80万円から120万円規模に達する。生体価格が3万円安かったか否かなど、生涯コスト全体から見れば誤差の範囲に過ぎない。日々のプレミアムフード代や毎年のジステンパーワクチン接種費用を継続して捻出できる経済基盤がなければ、飼育を維持することは不可能だ。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。