2026年を迎え、厨房からはこれまでの集大成とも呼ぶべき新発想の限定コースが次々と生み出されている。季節ごとにテーマを変える特別ディナーでは、アートギャラリーで開催される企画展と連動した「絵画を着想源とするアミューズやデセール」が登場し、舌だけでなく視覚と知的好奇心を強烈に揺さぶる。
食材の仕入れから調理の温度管理に至るまで一切の妥協を排したコースは、席数を絞り込むことで極めて高い完成度を維持している。アミューズから始まる優雅なストーリー展開、テーブルサイドで仕上げられる薫り高いスペシャリテ、そして陶酔感をもたらすメインディッシュ。一連の流れを体験したゲストからは「一編の舞台劇を観劇したかのような充足感」との声が絶えない。