「二階級特進」というフレーズが一般に広く認知された背景には、昭和から平成にかけての大ヒットアニメやミリタリー漫画の影響があります。
その代表的な元ネタとして挙げられるのが、金字塔的SFアニメ『機動戦士ガンダム』です。劇中で戦死した主要キャラクターの葬儀において「中佐から二階級特進して准将」となるシーンが描かれ、ミリタリー知識に詳しくない一般層にもこの言葉が強く印象付けられました。
以降、多くのバトル漫画や警察ドラマで「戦死フラグ」や「名誉の象徴」として定型的に使われるようになりました。しかし、創作物ではドラマ性を高めるギミックとして描かれがちな一方で、現実の現場においては「二度と発令されてほしくない痛恨の辞令」であるという点は見失ってはなりません。