このブームの決定的な火付け役となったのが、写真家の山本正義氏だ。彼が長年撮りためてきた作品をまとめた写真集『立ち猫』は、出版大手KADOKAWAから刊行されるやいなや大きな話題を呼んだ。日本写真家協会にも所属する同氏の確かな技術と、被写体への温かい眼差しが凝縮された一冊だ。
全国各地で開催された立ち猫写真展には、連日多くのファンが詰めかけた。展示会場では、日常の喧騒を忘れ、猫たちの表情に笑みをこぼす来場者の姿が印象的だった。写真集や展示というリアルな媒体を通して、WEBの画面を超えた感動が広がっている。