Eric.B.Jrのキャリアを語る上で欠かせないのが、川崎発のヒップホップグループBAD HOPとの関係性です。神奈川県川崎市南部という過酷な工業地帯から這い上がったBAD HOPと、大阪のアンダーグラウンドをサバイブしてきたEric.B.Jrは、境遇のリアリティにおいて深く共鳴し合っています。
とりわけ大きな話題を呼んだのが、BAD HOPのYZERRらとリンクした楽曲群や、ライブイベントでの共演です。YZERRの名曲『Champion Road』の文脈やリミックスにおける客演は、東西のストリートの頂点が交差した瞬間としてヘッズの間で伝説化しています。
彼らの結びつきは、単なるビジネス上のコラボレーションではありません。「持たざる者」として生まれ、犯罪や貧困の罠をすり抜けてマイク一本で成り上がった者同士の強固なリスペクトと信頼関係が根底に存在します。BAD HOPが東京ドーム公演を経て解散した後も、そのスピリットを受け継ぐ最重要人物として、Eric.B.Jrの名が真っ先に挙げられています。