ネット上で広く使われる「動け動け動け!」という叫びの直接的な元ネタは、1995年放送のテレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』第19話「男の戦い」におけるクライマックスシーンです。
NERV(ネルフ)本部に直接侵入し、圧倒的な攻撃力でジオフロントを壊滅寸前に追い込んだ第14使徒ゼルエル。弐号機を操るアスカ、零号機に乗るレイが次々と無残に撃破される中、一度はエヴァを降りて街を去ろうとしていた碇シンジが、自らの意志で再びエヴァンゲリオン初号機へと乗り込みます。
ゼルエルを本部発射口まで押し戻し、あと一歩で撃破という瞬間、初号機の内部電源が完全に限界(活動限界)を迎えて活動を停止してしまいます。反撃に出る使徒の容赦ない攻撃を受け、コックピット内で身動きの取れなくなったシンジは、操縦桿を力任せに引きながら涙と汗を流し、こう絶叫しました。
「動け、動け、動け! 動け、動いてよ! 今動かなきゃ、今動かなきゃ何にもならないんだ! 動け、動け、動け、動け、動け、動け、動け、動け、動いてよーっ!」
無力感に苛まれ続けてきた少年が、誰かに命令されたからではなく「今ここで自分が立ち上がらなければすべてが終わる」という痛切な覚悟を持って放ったこの一言は、数あるエヴァンゲリオン名言集の中でも屈指の熱量を持つ名シーンとしてファンの記憶に深く刻まれています。