発酵調味料とは?みりんとの決定的な違いとデメリットの真相を検証の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。
みりんや料理酒の棚には、似たような名称とボトルの商品が無数に並んでいます。「本みりん」「みりん風調味料」「発酵調味料(みりんタイプ)」「料理酒」の4者は、原料も製法もまったくの別物です。それぞれの決定的な違いを理解していないと、レシピ通りの味付けにならなかったり、思わぬ塩辛さに失敗したりします。
各調味料の性質と違いを、客観的な数値データとともに下表へまとめました。
調味料の種類アルコール度数・塩分濃度酒税の有無と実売相場調理効果と向いている料理本みりん
(酒類)アルコール:約13.5〜14.5%
塩分:0%(無塩)酒税あり(約20円/L減税後も課税対象)
相場:350円〜600円前後上品な甘みと深いコク、照り・ツヤ出し、煮崩れ防止。本格的な和食全般。発酵調味料
(加塩みりんタイプ)アルコール:約10.0〜14.0%
塩分:約1.5〜2.5%酒税なし(塩分添加による免税)
相場:180円〜280円前後アルコールのマスキング効果+甘み。日常の煮物や炒め物(※塩分の差し引き必須)。みりん風調味料
(清涼飲料水・加工品)アルコール:1%未満
塩分:0.5%未満酒税なし(非アルコール扱い)
相場:120円〜200円前後加熱不要の和え物やドレッシング。煮崩れ防止や臭み消し効果は極めて限定的。料理酒
(加塩清酒タイプ)アルコール:約13.0〜14.0%
塩分:約2.0〜3.0%酒税なし(不可飲処置済み)
相場:150円〜250円前後肉や魚の臭み消し、有機酸による素材の軟化。下味付けや蒸し料理全般。
決定的な違いは「アルコール本来の力があるか」と「塩が入っているか」の2点に集約されます。
みりん風調味料は糖類(水あめやブドウ糖)にうま味調味料をブレンドした製品であり、アルコールがほとんど含まれないため、魚の生臭さを揮発させる効果や煮崩れを防ぐ効果は期待できません。一方でアルコール分をしっかり残した発酵調味料は、本みりんと同様の消臭効果や味の浸透効果を発揮します。ただし、食塩が約2%含まれているため、レシピの醤油や塩を減らさずに使うと料理全体の塩分濃度が跳ね上がってしまいます。