法尻とは?法肩との違いや正しい読み方・法面崩壊を防ぐ要点を徹底解説

法尻とは?法肩との違いや正しい読み方・法面崩壊を防ぐ要点を徹底解説

法尻とは?法肩との違いや正しい読み方・法面崩壊を防ぐ要点を徹底解説について知っておくべき 理由を厳選して解説いたします。

斜面の安全を長期にわたって確保するため、法面工事では法尻周辺に様々な対策工が施されます。主な工法と構造物には以下のものがあります。

1. 法尻の擁壁・土留め工
法尻にかかる大きな土圧を直接支えるため、重力式コンクリート擁壁、もたれ式擁壁、あるいは大型ブロック積などの擁壁が設置されます。また、仮設時や狭小地では鋼矢板などを用いた土留め工が採用され、法尻のせり出しを物理的に拘束します。

2. 法尻排水溝(縦排水・小段排水との連携)
水は斜面崩壊の最大の引き金です。斜面を流れ落ちてきた表面水や、法面内部から湧き出る地下水を速やかに排出するため、法尻には必ず法尻排水溝(U字側溝など)が整備されます。法尻に水が溜まるのを防ぐことが、地盤の軟弱化を食い止める第一歩です。

3. 法尻部の地盤改良・アンカー工
基礎地盤が軟弱な場合は、法尻部の地盤にセメント系固化材を注入して改良するほか、グラウンドアンカーや鉄筋挿入工(ロックボルト)によって、地中深くの堅固な岩盤層と法尻部を緊結する補強工法が用いられます。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。