テレビ東京の伝説的深夜番組『ギルガメッシュないと』で一躍脚光を浴びた飯島愛さんは、その卓越したトーク力と飾らない人柄で、またたく間に茶の間の人気者となった。単なるタレントの枠にとどまらず、フジテレビを始めとする主要局のゴールデンタイムのバラエティ番組において、欠かせないご意見番としてのポジションを確立していく。
彼女の才能がさらに爆発したのは2000年のことだ。自らの壮絶な半生を綴った自伝的小説『プラトニック・セックス』を発表すると、出版業界に未曾有の激震が走った。ミリオンセラーを記録した同作は映画化やドラマ化も果たし、芸能界における彼女の存在感を決定づけた。
自身の弱さや過去の過ちを隠すことなく素直に言葉にするスタイルは、同世代の女性を中心に絶大な支持を集めた。華やかなスポットライトを浴びる一方で、彼女は常に表現者としての苦悩と隣り合わせの人生を歩んでいたのだった。