反町隆史・松嶋菜々子夫妻の住環境選びを語る上で避けて通れないのが、かつて世間を大きく揺るがしたドーベルマン咬傷事件とそれに伴う損害賠償裁判です。
この事案は、夫妻が目黒区内の高級賃貸マンションに居住していた際、飼育していた大型愛犬(ドーベルマン)が同じフロアに住んでいた隣人女性(著名デザイナー・佐藤可士和氏の妻)の太ももに噛みつき怪我を負わせた事故に端を発します。この事故を契機に被害者側がマンションを途中解約・転居したため、マンション管理会社が「賃料収入を失った」として反町夫妻側に損害賠償を求めて提訴。2013年の最高裁上告棄却により、夫妻側に約1720万円の賠償命令が確定しました。
この苦い経験は、夫妻の住居観と防犯・プライバシー意識に決定的な転換をもたらしました。集合住宅における規約遵守や近隣トラブルのリスクを痛感した二人は、以降の住まい選びにおいて「完全な独立性」「周囲への配慮が担保できる敷地設計」「鉄壁のセキュリティ」を最優先条件に据えるようになります。現在の都内邸宅が極めて堅牢な構造を持ち、外部との摩擦を未然に防ぐ仕様になっている背景には、この過去の教訓が色濃く反映されています。