防衛大学校を選択する最大の魅力として挙げられるのが、圧倒的な経済的メリットです。入学金や4年間の授業料が一切かからないだけでなく、入学した瞬間から「特別職国家公務員」として扱われます。
2026年時点の規定に基づき、学生には月額約13万円〜14万円台の「学生手当」が毎月支給されます。さらに、6月と12月には期末手当(いわゆるボーナス)が支給され、年間合計で約300万円規模の経済的給付を国から受ける計算になります。
生活コストの面でも極めて手厚いサポートが用意されています。
・被服費: 制服、作業服、靴、訓練用装備類はすべて無償貸与。
・食費・住居費: 全寮制の学生舎での居住費、1日3食の食事代はすべて無料。
・医療費: 敷地内の医務室や自衛隊病院等での診療費は原則自己負担なし。
支給された手当の中から私生活の消耗品代や通信費を支払っても、計画的にお金を管理すれば4年間で数百万円の貯蓄を作って卒業することも十分に可能です。しかし、この厚遇は単なる学業への給付金ではなく、「国家防衛の任を担う自衛官候補生としての勤務対価」であるという本質を忘れてはなりません。