伝説のハロプロユニット「タンポポ」名曲秘話と歴代メンバーの現在

伝説のハロプロユニット「タンポポ」名曲秘話と歴代メンバーの現在

伝説のハロプロユニット「タンポポ」名曲秘話と歴代メンバーの現在の要点を分かりやすくまとめてご紹介します。

タンポポが残したディスコグラフィは、ハロプロ楽曲全体を見渡しても極めて完成度が高く、今なお名盤として語り継がれています。その代表曲にまつわるつんく♂氏の制作秘話と音楽的魅力を振り返ります。

1998年11月にリリースされたデビュー曲『ラストキス』は、アニメ『魔術士オーフェン』のエンディングテーマに起用された哀愁のR&Bナンバーです。つんく♂氏は当時、「モーニング娘。の賑やかなお祭り感とは対極にある、深夜のドライブで聴きたくなるような本格的なサウンド」を意識して書き下ろしました。サビで見せる飯田圭織の情感豊かなボーカルと、バックで緻密に重ねられた石黒・矢口のコーラスワークは、当時のアイドルソングの枠を大きく超えたクオリティとして音楽関係者を唸らせました。

その後、2ndシングル『たんぽぽ (Single Version)』、3rdシングル『聖なる鐘がひびく夜』を経て、第2期の幕開けを告げたのが2000年7月リリースの『乙女 パスタに感動』です。カントリーロックとガールズポップを融合させた爽快なサウンドに、「パスタの茹で加減ひとつで幸せを感じる」という日常のささやかな乙女心を落とし込んだ歌詞は、つんく♂マジックの真骨頂といえます。

そして2001年2月、タンポポ最大のヒット作となった『恋をしちゃいました』が誕生します。フレンチポップを思わせる軽快なモータウンビートに乗せ、電話越しの吐息やセリフを取り入れたこの曲は、オリコン週間チャートで初登場2位を記録し、累計50万枚近いセールスを達成しました。石川梨華のアイコニックな「もしもし」というセリフパートは、当時のアイドルシーンにおける伝説的な演出として語り継がれています。

さらに、大人の恋愛の駆け引きを描いた『BE HAPPY 恋のやじろべえ』など、タンポポの楽曲一覧には普遍的なポップスとしての輝きを持つ名曲がずらりと並んでいます。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。