矢田亜希子と元夫・押尾学の出会いは、2000年に放送された大ヒットドラマ『やまとなでしこ』(フジテレビ系)での共演にさかのぼります。当時、清純派のトップ女優として君臨していた矢田と、ロックバンド「LIV」のボーカルとしても活動しワイルドな魅力を放っていた押尾の接点は、この共演によって生まれました。
二人の関係が急接近したのは、2005年のドラマ『夢で逢いましょう』(TBS系)での再共演でした。直後からハワイ旅行など堂々とした交際ぶりが報じられ、周囲や所属事務所の猛反対を押し切る形で、2006年11月13日に婚姻届を提出。当時の芸能界において「異色の大型カップル」として世間の耳目を集めました。
しかし、二人の価値観の乖離は早い段階から生じていました。2007年11月19日には第一子となる長男が誕生したものの、押尾の奔放な夜遊びや女性関係、音楽活動の行き詰まりなどを巡り、夫婦関係は急速に冷却化。報道各社の当時の取材によると、事件発生前の2009年春頃にはすでに別居状態に入っており、実質的な夫婦生活は破綻を迎えていました。結婚生活の根底にあった「信頼関係の崩壊」こそが、のちの決定的な離婚理由の土台となっていたのです。