メディアを賑わす各種調査において、嫌いなアナウンサーランキング比較を行うと、非常に興味深いパラドックスが浮かび上がります。「好きなアナウンサー」の上位常連組が、しばしば「嫌いなアナウンサー」の上位にも名を連ねる現象です。
SNSやネット掲示板に投稿される膨大な投稿データをテキストマイニングすると、支持理由と批判理由がコインの表裏であることが明確になります。
- ポジティブな声:「歯に衣着せぬ発言が小気味よい」「画面に映るだけで場が明るくなる」「親戚のような親しみやすさがある」
- ネガティブな声:「自分の意見を主張しすぎてアナウンサーの領分を超えている」「バラエティノリが鼻につく」「露出が多すぎて食傷気味」
認知度が極限まで高まり、強いパーソナリティを発揮するアナウンサーほど、視聴者の好悪の感情を強く刺激します。無難で批判されないアナウンサーは「嫌い」にも選ばれませんが、熱狂的な支持を集めて「好き」の首位に立つこともできません。トップアナウンサーたちは、ある種の批判リスクを背負いながら、自らの個性を際立たせる綱渡りを続けているのが実態です。