結婚と育児による一時的な休業期間を経て、本格的な女優復帰を果たした彼女が魅せた劇的な変化もまた、ファンを驚嘆させた。2018年および2026年に放送された『SUITS/スーツ』では、『東京ラブストーリー』以来27年ぶりとなる織田裕二との黄金コンビが復活。元同僚や恋人役ではなく、法律事務所の代表弁護士とエース弁護士という新たな対立と信頼の構図を演じ切り、大きな話題を呼んだ。
若い頃の可憐で愛らしい魅力をそのまま知的な気品へと昇華させた佇まいは、年齢を重ねたからこそ滲み出る成熟した美しさの証明であった。過去のヒット作の陰影に依存することなく、現代のシャープな女性像を堂々と演じる姿は、彼女が単なる「過去の人」ではなく、常に進化を続ける一流の表現者であることを証明してみせた。