肥後細川庭園の景観美の中心に鎮座するのが、大正時代の面影を今に伝える木造建築「松聲閣(しょうせいかく)」です。かつて細川家の学問所として利用され、一時は細川護貞氏の住まいでもあったこの建物は、平成の大規模改修を経て耐震性とバリアフリーを備えた美しい交流施設として再生されました。
松聲閣の1階に位置する喫茶スペース「椿」では、手入れの行き届いた池泉回遊式庭園を大きな窓越しに眺めながら、本格的なお抹茶と熊本ゆかりの和菓子をセットで楽しむことができます。細川家のルーツである熊本の名菓「加藤清正の陣中食・朝鮮飴」や、季節の生菓子とともに点てられる抹茶は、散策で歩き疲れた身体に心地よい安らぎを与えてくれます。
松聲閣の開館時間は午前9時から午後5時まで(利用受付は午後4時30分まで)ですが、喫茶のオーダー時間は概ね午前10時から午後4時(ラストオーダー15時30分)となっています。季節ごとの限定和菓子は数量限定で提供される日もあるため、ゆったりとお茶を味わいたい方は平日の午後早い時間帯の訪問がおすすめです。