通販サイトなどで「防水LED電球」と謳われた製品を目にすることがありますが、ここには知っておくべき明確な盲点が存在します。
第一の誤解は、「電球自体が防水仕様であれば、カバーのない開放型ソケットを風呂場で使っても良い」という思い込みです。電気設備技術基準において、水飛沫がかかる浴室環境では、電球単体ではなく照明器具全体が「防湿型器具(IPX3以上相当)」で保護されていなければなりません。ソケットの受け金具に水分が付着すれば、漏電や感電の重大事故に直結します。
第二の誤解は、「密閉対応なら放熱設計はどれも同じ」という錯覚です。極端に安価なノーブランド海外製LED電球の中には、形骸的なテストのみで「密閉器具対応」と表記している粗悪品が存在します。これらはアルミヒートシンクの肉厚が薄く、耐熱設計のコンデンサが使われていないため、1000時間〜2000時間程度で急激な光束低下(暗くなる)やフリッカー(チラつき)を起こすリスクが極めて高いのが実態です。