風呂釜洗浄の決定版!配管汚れと雑菌を根こそぎ落とす最新掃除術

風呂釜洗浄の決定版!配管汚れと雑菌を根こそぎ落とす最新掃除術

風呂釜洗浄の決定版!配管汚れと雑菌を根こそぎ落とす最新掃除術の要点や背景をコンパクトにまとめました。最新トレンドを一目で把握できます。

ネット上の家事ブログやSNSでは、誤った風呂釜洗浄法が「裏ワザ」として拡散されているケースが見受けられます。給湯器の故障や健康被害を防ぐためにも、以下の盲点を正しく把握しておく必要があります。

誤解①:「重曹とクエン酸を混ぜて発泡させれば配管の奥までキレイになる」
重曹(アルカリ性)とクエン酸(酸性)を混ぜると激しく炭酸ガスが発生し、いかにも汚れが落ちているように見えます。しかし、化学的には互いの性質を中和して打ち消し合っている状態です。発泡の物理的な力で表面の軽い汚れを浮かせる効果はあるものの、配管深部にこびりついたバイオフィルムや皮脂汚れを化学分解する力は著しく低下します。配管内の油分・タンパク質汚れには、単体の過炭酸ナトリウムを使用するのが合理的です。

誤解②:「カビ取り用の塩素系漂白剤(ハイターやカビキラー)を流せば最強」
確かに次亜塩素酸ナトリウムは強力な殺菌力を誇りますが、風呂釜の内部には銅管やアルミニウム、熱交換器の精密な金属部品、ゴムパッキンが使われています。塩素系漂白剤は金属を急激に腐食・酸化させ、パッキンを劣化させて漏水の原因を作ります。給湯器メーカー各社も、指定外の強烈な塩素系溶剤を追い焚き配管に循環させる行為を厳しく禁じています。

誤解③:「賃貸物件の退去時は高額な配管洗浄代を払わなければならない?」
賃貸住宅の退去時における原状回復義務について、国土交通省のガイドラインでは、通常の生活による損耗(通常損耗・経年劣化)は家賃に含まれるとされています。毎月の定期的なセルフ洗浄を行っていれば、退去時に借主がプロの配管洗浄費用を負担する義務は原則ありません。ただし、数年間全く掃除をせずヘドロ状の汚れを放置して配管を詰まらせたようなケースでは「善管注意義務違反」として請求対象になる可能性があるため、日頃のメンテナンスが防衛策になります。

中島 亮太
著者

中島 亮太

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。